歯周病

歯周病は成人が歯を失う原因の第一位です。 生涯自分の歯で物を食べられるように、歯周病の管理をしていきましょう。
歯科医師会では「8020運動」を推進しており、80歳で20本の歯のある人に滋賀県歯科医師会から表彰状をお渡しします。

歯周病治療の流れ

1. 問診、視診、レントゲンによる審査、説明

  • 写真:レントゲン機器
  • 写真:レントゲン写真

2. 主訴に対する処置

痛み、歯肉の腫れ、歯の動揺、物を咬めないなどの主訴を改善します。

3. 歯周ポケットの測定、動揺度測定、染め出しによるプラークスコアの算出説明

磨き残しに範囲の割合を示す値であるプラークスコアが20%以下になることを目標にしています。

  • 写真:歯周ポケット
  • 写真:染め出し
  • iPadで個人のデータを管理し、以前の状態と比較することが出来ます。
  • 写真:iPadのデータ表示1
  • 写真:iPadのデータ表示2
  • 写真:iPadのデータ表示3

4. 口腔内カメラによる説明、歯科衛生士による歯みがき指導

写真:口腔内カメラを使用し、説明・指導を行います

希望があれば指導用歯ブラシ、歯間ブラシ試供品を使用して磨き残し部位を確認しながら、歯みがき指導をします。

歯ブラシ、歯磨き剤の助言もします。

5. 歯石除去

2回に分けて、丁寧に行う事が多いです。
希望があれば1回で出来ますのでお知らせください。

術前と術後
写真:歯石除去の術前と術後
  • 超音波スケーラーハンドスケーラーを使用します。
  • 写真:超音波スケーラー
    超音波スケーラー
  • 写真:ハンドスケーラー
    ハンドスケーラー

6. 歯面清掃、歯面研磨

術前と術後
写真:歯面清掃、歯面研磨の術前と術後
写真:ハンディージェット
ハンディージェット
  • PMTC専用の器具、ハンディージェット(色素除去器具)を使用します。

7. 指導内容の文書提供

個別に指導要点を記載した用紙をお渡しします。

8. 歯石除去後、病状に応じて1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月後の受診

1ヶ月後の場合は、歯周ポケットの精密検査をおこない、深い部分の歯石を除去します。

ほとんどの場合は、このまま3〜6ヶ月後に定期検診を継続します。

病状が安定していれば、6ヶ月〜1年後の定期検診になります。

術前と術後
写真:歯面清掃、歯面研磨の術前と術後

必要に応じ歯肉整形を行います。
  • 精密検査を行った経過が思わしくない場合は、稀に歯周外科手術などを行う場合もあります。